半年前に映画館で観れなかった「ジーン・ワルツ」のDVDが発売されたので購入しました。もう少し体外受精に重点を置いたストーリーかと思っていましたがそうではありませんでした。
腫瘍治療のための卵巣保存、高齢の代理母、若年者の人工中絶、シングルマザー、無脳児の人工中絶、不妊治療で苦労した夫婦愛、妊産婦のたらいまわし、緊急帝王切開、大学病院の欠点など、現在の日本の産婦人科の抱える問題をいろいろ盛り込んだお話でした。盛り込み過ぎて問題にもう一歩踏み込めていないことと、医療シーンがいい加減でもう少し医事指導してほしかった点が残念です。朝丘ルリ子さんががんばって演じられているのに驚きました。