7日目の胚盤胞
当院で採卵後に胚盤胞移植をする場合は、5日目もしくは
6日目に発育した胚を移植しています。ただ、なかには発育が
ゆっくりで、7日目にようやく胚盤胞になる胚もあります。
その場合、採卵した周期には移植せずに凍結保存しています。
内膜には「インプランテーションウィンドウ」という胚の着床可能な
期間があり、採卵後7日目に胚盤胞を移植しても、すでに内膜は
胚を受け入れられない状態になっていて、せっかくの胚が無駄に
なってしまうと考えているからです。
凍結保存した胚盤胞は、別の周期にホルモン値測定や超音波診断から
内膜の受け入れ態勢を考えて移植します。
大切な胚がひとつでも多く妊娠につながりますように・・・