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第30回日本受精着床学会

 8/30~8/31に大阪国際会議場で日本受精着床学会がありました。当院から培養士2人が参加しました。8つの会場で朝から夕方まで活発な発表が行われていました。不妊治療の歴史も長くなり、世間に認知され技術も向上するようになると同時に、以前は取り上げられなかった様々な問題がでてきています。それについてのディスカッションも多くされていました。

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Tamago Clinic

先体反応

以前精子の精製というお話しの中で、"先体反応"という言葉が出てきましたが、今回はその先体反応についてです。

精子は頭部に先体と呼ばれる分泌小器官があり、内部にはたくさんの酵素が存在しています。この酵素が、受精時、卵子へと入っていく際に重要な働きをします。受精では、精子は顆粒膜細胞(採卵時にみていただいている卵子のまわりにあるふわふわした細胞)に包まれている卵子を認識し、近づきます。するとまず、先体からヒアルロニダーゼや放射冠通過酵素という酵素を放出することで卵子のまわりにある顆粒膜細胞の結合をゆるめ、その中を通過し卵子にたどり着きます。つぎにアクロシンという酵素を放出して卵子の殻の部分を通過し、中へともぐりこみます。このように、受精するために精子が卵子の中へと入りこむ際の反応が先体反応と呼ばれるものです。

この先体反応を起こすためには精子が受精能を獲得しなくてはなりません。体内では子宮や卵管を通過する際に獲得しますが、体外受精では精子精製をする過程で獲得できています。

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季節の野菜 トマト

職業柄でしょうか、丸くて小さいものに愛おしさを感じます。

今の季節ですと"ミニトマト"なぜか普通サイズではなく"ミニトマト"が気になります。

御存じかと思いますが、トマトの赤い色素"リコピン"には高い抗酸化作用があります。

また豊富なビタミンとミネラルを含み、美白効果も抜群の食材だそうです。

まだまだ暑い日が続きます、季節の食材をおいしく食べて、元気に夏を乗り切りましょう。

 

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シャルマダイニングビーチ

 暑い日が続きますね。培養室はいつも空調、湿度に気をつけて作業しているので快適なのですが、病院を一歩出ると暑さに負けてしまいます・・・

 25日にスタッフ一同で権現森にあるシャルマダイニングビーチへ繰り出しました。浜辺でおいしいご飯とおいしい飲み物片手に夕陽が沈むのを眺め、気分を一新しました。

 

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顕微授精と卵子の成熟

顕微授精をする際、卵子が成熟しているかどうか見極めてから行います。なぜかというと「卵子の成熟とは...」の回でもお話ししましたが、成熟していない未熟卵子は、減数分裂が完了していないため精子を受け入れることができません。成熟卵子には極体という印があるので、これが確認できれば顕微授精を行います。印がなく未熟卵子の場合でも、一晩お預かりして培養することで成熟卵子になることがあります。成熟すれば顕微授精を行いますので、採卵でせっかく採れた卵子が未熟だったとしても、あきらめずに待ってあげてくださいね。

 

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