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助成制度③

先に日本産科婦人科学会から症例登録番号をとるという話をしました。登録には、もちろん名前は入れません。当院での治療周期ごとの患者識別番号で登録しています。治療時の満年齢や不妊原因、治療内容、妊娠の有無などです。入力項目は常に同じではなく、少しずつ変わることがあります。この入力した項目は、年ごとに集計され、有効に使われているようです。

 

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助成制度②

一般の不妊治療の助成は、どこの病院でもいいのですが、特定の不妊治療の助成は不妊治療指定医療機関でなくてはなりません。ホームページで調べると一覧があり、県内では現在8施設でした。金沢市が指定する医療機関は県内だけでなく県外の病院もあり、こちらもホームページで調べることができました。

助成対象者や助成期間など制限がいろいろある不妊治療の助成ですが、最近では毎年100件ずつ増えているとのことでした。申請して認可されると、その1ヶ月から1ヶ月半後には助成金が受け取れるとのこと。想像よりも早い対応に驚きました。不妊治療やその助成制度がより一般的になったのだと感じました。

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助成制度①

もうすぐ3月ですね。3月と云えば仕事柄思い出すのが、不妊治療の助成の申請が増える頃だなということです。私たちは日本産科婦人科学会から症例登録番号をもらうことをしてますが、実際、どういう感じで申請手続きをするのだろうと思い、足元が良くなったので、近くの金沢市役所に行ってみました。

市役所の1階に医療費助成という窓口がありますが、不妊治療の助成は3階の健康総務課が窓口でした。まだ2月ということもあり、来客がいないようだったので、申請はどういう風にするのですか?と聞いてみたところ、とても丁寧に答えていただきました。

不妊治療と言ってもいろいろあるため、助成も『一般』と『特定』の2つがあることから教わりました。それぞれ申請する用紙も異なり、さらに助成金額や助成期間も異なります。当院の受付さんも詳しいですが、申請窓口に電話して尋ねることもできます。今回話をお聞きした担当の方も、電話で質問される方がたくさんいますので、分からないことがあったら、気兼ねなく電話して下さいと言っていただきました。

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胚移植後の過ごし方

胚移植を終えて妊娠判定までの期間はとても長く感じることと思います。「何かしてはいけないことは?」「何かしないといけないことは?」とあれこれ考えて不安になったりしていませんか?

胚移植後は、何をしても構いません。特に安静にしている必要はなく、いつも通りに過ごしていただいて大丈夫です。何かをがまんしたから、何かをしたから着床するということではなく、移植した胚の生命力に関わってくることなのです。

でも、「いつも通りに過ごす」って、簡単そうでなかなか難しいですね。これはしてもいいの?と迷ったら、もしよくない結果であったときに後悔するように思うのであれば、控えめにするといいでしょう。

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ART(IVF-ET)経過表

金沢たまごクリニックでは、胚移植が終了してお帰りになる時に、ART(IVF-ET)経過表をお渡ししています。

ART(IVF-ET)経過表は、今回の治療の総括記録です。採乱した卵子の数、媒精方法、受精、分割、あるいは胚盤胞への発育数、移植胚の状態、凍結した場合はどの状態のたまごが何個あるか、などが記録されています。

治療で使用した精子の状態も記載されていて、精子精製の処理前後の液量、精子濃度、運動率がわかります。処理前の正常所見はWHOによると、液量2ml、精子濃度2000万/ml以上、運動率50%以上とされています。これらを満たしていることが望ましいと思われていますが、ARTにおいては、処理後の精子濃度、運動率のほうがより重要になってきます。

精製処理後に、良好な運動精子がどれだけ回収できたかによって、conventional IVF と顕微授精のいずれの媒精方法が良いのか判断されます。

ART(IVF-ET)記録表をご覧になってわかりにくいことがありましたら、気軽にスタッフに尋ねてくださいね。

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